戸籍「用語」の正しい英訳A


海外に赴任する、海外で外国人と結婚する、そのような時、親族関係の証明として戸籍謄本の英訳文が必要になります。弊所でも戸籍謄本の英訳を多く手掛けてきましたが、注意すべき戸籍用語の英訳についてまとめてみました。

2. 【送付を受けた日】、【受理者】の意味と訳し方

戸籍謄本の個人の出生欄には、【出生日】【出生地】【届出日】【届出人】が縦に並んでいますが、その下に、【送付を受けた日】、【受理者】という2項目が記載されている場合もあれば、記載されていない場合もあります。

どのような理由でこのような違いがあるのかをご説明します。

ご存知の通り出生届は@親の本籍地の役所 A親の住所地の役所 B子の出生地の役所 C海外の場合日本領事館のいずれかに提出することができます。

しかし、出生の事実を戸籍に登録できるのは親の本籍地の役所だけなので、本籍地ではないABCで届出がなされた場合、届出を受理した役所は本籍地にその届出を送付して知らせる事となっています。

よって、ABCで出生届が受理された場合の戸籍謄本には、
届出を受理した市町村長や海外の領事が【受理者】として記載され、また
本籍地がその知らせを受けた日が【送付を受けた日】として記載されるのです。

例えば、本籍地が福島県いわき市の方が茨城県つくば市でお子様の出生届けをした場合、【受理者】は「つくば市長」となります。受理したつくば市長は、いわき市役所に届出書を送付します。いわき市役所がその届出を受け取った日が【送付を受けた日】となります。

【送付を受けた日】、【受理者】を弊所で翻訳する際は、直訳しても意味は伝わらないので、以下のように単語を補って訳しています。

【送付を受けた日】は、Date accepted by Honseki office:

【受理者】は、Received by:

こう訳すことで、読み手に「出生届はどこかの役所で受理された後、Honseki officeに伝わるようなシステムなのだろう」と理解され易くなると思います。


3. 【国籍留保の届出日】の意味と訳し方

海外で出生した子供の戸籍の身分事項には、【国籍留保の届出日】というものが記載されることがあります。

これは、例えば海外で日本人夫婦の子として出生し日本国籍を取得した子などが、出生した国の法律によりその国の国籍も取得した場合に記載される事項です。

日本は二重国籍を認めておらず、他国の国籍を取得すると同時に日本国籍を失うと法律で定められていますが、このような子供の場合は、出生の日から3ヵ月以内に「国籍留保の届出」をすることで両国の国籍を保持でき、20歳になる前にどちらかの国籍を選べばよいことになっています。

「国籍留保の届出」は出生届の用紙の中に専用の欄があるので、出生届の提出と同時に行えるようになっています。よって、通常出生届と国籍留保の届出日は同じ日になり、戸籍にも、
【届出日】【国籍留保の届出日】が同じ年月日で記載されます。

さて、ここで本題の【国籍留保の届出日】の翻訳です。
これを英語にするとどうなるでしょう。

The report day of the nationality reservation

これですと日本語の並び通りに直訳しただけなので、正確に理解できません。

次の例はどうでしょう。

Notification date of reserving choice of nationality

「国籍の選択権」を保持する届け出日となっているので、ちょっと違いますね。

弊所では、「国籍を保持する意志を届け出た日」という意味を持たせるため、ネイティブチェッカーと相談の上、以下のような表現にしています。

Date of notification of reservation of Japanese nationality

「国籍留保の届出日って何?」「どう英語に訳せばよいの?」と思われていた方の理解に少しでもお役に立てましたら幸いです。


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